株式会社フレッシュデリカネットワーク 様
進化を続けるクラウド配車システムで、効率化とクリーンな職場を実現

クラウドだからできる、
現場の声に応える柔軟なシステムと
コストパフォーマンス
株式会社フレッシュデリカネットワーク
代表取締役社長 内田 史啓 様
2025年2月 八王子営業所へTradissを導入。
事業拡大に伴う業務の煩雑化を解消し、効率化を実現しています。
「クリーンで働きやすい職場をつくりたい」という想いから始まったTradiss導入
配車板をシステム化するきっかけとなった背景、
Tradissとの出会いを教えてください。
内田様: 2024年7月から一般貨物の取り扱いを開始しました。業務の拡大にともない、その約2年前から配車板のデジタル化に向けた調査を始めました。
システム化にあたっては、まず「紙をなくす」ことを第一の目標に掲げ、アナログな運用からの脱却を目指しました。背景には、従来の運送会社のイメージを一新し、クリーンで働きやすい職場環境をつくりたいという想いがありました。
Tradissとの最初の出会いは2024年2月頃です。グループ会社や世田谷サービスさんから紹介を受けたのがきっかけです。
Tradissに期待したこと、採用の決め手はどのような点ですか?
内田様: Tradissに期待したのは「ペーパーレス化」、そして「いつでもどこからでも配車状況を確認できること」です。クラウド型のシステムである点は、まさにその期待に応えるものでした。
また、コスト面の投資効果も重視していました。買い切りのパッケージ型や自社にサーバーを置いて専用に開発するタイプのシステムではなく、クラウドサービスならではのコストパフォーマンスに非常に満足しています。
Tradissがもたらした大きな変化、進む効率化
Tradiss導入前後で、実際の配車業務はどのように変わりましたか?

運送部 八王子営業所 島田 誠也 様
島田様: 私は配車を担当していますが、導入前はExcelで配車計画を作成し、その印刷物をスマートフォンで撮影して各ドライバーのLINEへ送っていました。件数が少ないうちは問題ありませんでしたが、一般貨物の取り扱いを始めてからは非常に煩雑になっていました。
導入後は、TradissにWebブラウザからアクセスして配車計画を行い、八王子営業所入り口横の50インチ大型タッチモニターに表示しています。ドライバーは出発時や帰社時に確認できますし、指でモニターをタッチして操作できるのでとても手軽です。
私が特に便利だと感じているのは、Tradissのメール通知機能です。ボタンひとつでドライバーにスケジュールを通知でき、さらに既読確認もできるため、配車連絡の確実性が向上しました。

八王子営業所の入り口横にある大型タッチモニター(Tradiss表示画面)
導入によって業務の効率化が進んだのですね。
実際に運用を始めるまでにご苦労や課題はありましたか?
島田様: Tradissの本稼働は2025年3月なのですが、スタート前には特にレイアウト面で課題がありました。世田谷サービスさんや開発元の日本情報システムさんと連携し当社のレイアウトに合うように変えてもらった経緯があります。
利用し始めて見えること、現場だからこそ気づけた「もう一歩」
本格稼働から3ヶ月。
実際に使って見えてきた「もう少しこうだったら…」という点はありますか?
島田様: 私たち配車担当は、何かあってから対応するのではなく、「その何か」を事前に想定しておくのが基本です。常に「プランB」「プランC」…を考えておくのです。最大で7パターンほど準備することもあります。シフトもそうですし、日々の配車計画もそうです。ドライバーの急病など、万が一に備えるためです。
Tradissにグループ分け機能はあるのですが、同じドライバーを同日に複数グループには登録できないため、この機能で複数パターンの準備ができないのが悩みです。

運送部 八王子営業所 所長 古江 秀智 様
古江様: Excelなら、いくつでもパターンを準備できますからね。実際に、ドライバーが帰ってきた時の歩き方で腰痛の具合を察したり、顔を見て心身の状態を判断したりすることもあります。ですから、そこは私たちが察して、万が一の変更に備えておくのです。定型の配車はシステム化できますが、こういう人間にしかできないアナログな部分も大切なのです。
また、細かい点ですが、視覚的にわかりやすいコメント表示機能も欲しいです。当社では朝5時から23時までシフト制で点呼係がドライバーに対応しているため、申し送り事項を確実に伝える仕組みが必要です。吹き出しのポップアップや色分け表示など、ホワイトボードのようにパッと貼って伝える感覚がTradiss上でもできたら理想ですね。
クラウドの強み、現場の進化を支える柔軟でスピーディな対応
実際に使用して見えるリアルなご要望ですね。開発側としてはどのように対応されるのでしょうか?
岸(日本情報システム 営業): まさにご指摘いただいた「グループ機能」の改良を現在進めているところです。実際の現場の声をもとに仕様を調整しており、近日中に改良版をご案内できる予定です。今後、開発メンバーも交えて、改良仕様がご要望に合っているかどうかの意見交換もお願いできればと思います。 また、他にも「データ出力機能」や「アルコールチェッカーやデジタコとの連携」など、複数の新機能についてもリリース準備が進んでいます。こうした機能で現場業務のさらなる効率化につながることを目指しています。
「コメント表示」については、レイアウト設定の変更で対応可能です。まずはクラウド上のデモ環境で反映させた画面をご確認いただき、よろしければそのまま本番環境へ適用させていただきます。

ご要望事項について新機能での実現方法を語り合う
左奥から:フレッシュデリカネットワーク 内田様、島田様、古江様
右手前から:世田谷サービス 倉持様、日本情報システム 岸
スピード感あふれる対応ですね。
まさにクラウド型システムの強みですね。
内田様: そうですね。Tradissは現時点でまだ「完成形」とは言えないかもしれません。しかし、世田谷サービスさんや日本情報システムさんと、こうして密にコミュニケーションを取りながら、スピーディにアップデートされていく点に大きな価値を感じています。
「品質」で日本の物流を支え続けるために
今後のご計画をお聞かせください。
内田様: まずは、事業拡大に伴い増加する業務を、Tradissの活用でより効率化していくことを目指します。配車業務の視覚化が進んだことで、経営者視点からダイナミックなアイデアやひらめきが生まれることも期待しています。 また、Tradissのデータ抽出機能を活用し、ドライバーの実績管理や収支管理など他システムとの連携を深め、経営に活かせる仕組みづくりを進めたいと考えています。さらに、多様なシステムと連携して一元管理を実現し、業務の最適化を図っていきたいです。
なくてはならない「日本の食品物流」を担う御社の想いを最後にお聞かせください。
内田様:当社は規模ではなく「品質」で日本一を目指しています。知恵と工夫を尽くし、誰にも負けない物流会社をつくりたいという強い想いがあります。 また、人手不足という社会課題が叫ばれる中で、選ばれる企業となるべく、かつての業界イメージを翻し、新たな3K(高収入・休日増・クリーン)を実現していきます。これからも、日本の物流を支え続けていきたいと思います。
Tradiss導入の背景には、「クリーンで働きやすい職場環境をつくりたい」という想いがありました。株式会社フレッシュデリカネットワーク 八王子営業所はまさにその言葉の通り、明るく整然としたクリーンな環境を実現しています。Tradissはお客様の声に寄り添い、共に創りながら、柔軟かつスピーディに進化を続け、物流を力強く支えていきます。
企業情報
株式会社フレッシュデリカネットワーク様
2017年、家庭用チルド食品の日配物流に特化して営業開始。株式会社キユーソー流通システムのグループ企業として、日本の食品物流を支える使命感と情熱を原動力に事業を拡大しています。
TEL:042-362-0201
URL:https://freshdelicanetwork.co.jp/